2025/12/01 11:25

心理カウンセラーとして、
これまで多くの大人の心の悩みに
寄り添ってきました。


「職場の人間関係がつらい」
「自分を責める癖が抜けない」
「生きづらさから抜け出せない」


そうした声に向き合うたび、
ある共通点に気づいたんです。



それは、
苦しさの根っこは
“大人になってから” 始まったわけじゃない ということ。



もっと前――
子どもの頃からずっと
“心の扱い方”を習ってこなかったことが、
そのまま大人の生きづらさに繋がっていました。



「みんなと仲良くしなさい」が子どもたちを追い詰めている



子どもたちは、
学校でも家庭でも、こんなふうに言われ続けています。

  • どんな子とも仲良くしなきゃいけない

  • イヤでも我慢しなさい

  • 嫌いは言っちゃダメ

  • 合わない子がいてもあなたが折れなさい


でも現実はどうでしょう。



気持ちを考えずにひどい言葉を投げてくる子もいる。
仲間外れにされる子もいる。
強い子に押しつぶされて、声を出せなくなる子もいる。



それでも「我慢しなさい」と言われ続けると、
子どもは “自分の心を後回しにするクセ” を身につけてしまいます。



そしてそのクセを持ったまま大人になり――
やがて職場で苦しむ。



人の目が怖くなり、
嫌われるのが怖くなり、
自分の気持ちより周りを優先してしまう。



こんな相談が僕の元に毎日のように届きます。



心の整え方は、義務教育では教えてもらえない。
だから大人になって苦しむ人が減らない。



心の境界線の引き方も、
自分を大切にする方法も、
感情の解き方も、
どれも学校では教えてもらえません。



でも、本当は知識ひとつで
心は軽くなれるし、
未来は変えられる。



もっと早く知ることができたら
救われた子も、大人も、きっとたくさんいたはず。



だから僕は、
「この知識を大人だけじゃなく、子どもたちにも届けたい」
そう強く思うようになりました。



あなたが学んだ優しさを、
ぜひ子どもへパスしてほしい



このブログを読んでくれているあなたは、
きっと優しい人です。



自分を大切にする方法を学びたいと思う人は、
他人を大切にできる人だから。



だからお願いがあります。



あなたが得た気づきや優しさを、
あなたの子どもにも、周りの小さな子たちにも、
少しずつ言葉にして渡してあげてください。


「合わない子がいてもいい」
「嫌なことをされたら逃げていい」
「自分を大切にしていい」
「誰かの機嫌を取るために生きなくていい」


そんな“心を守る言葉”を、ひとつでもいいから。



それがあの子の未来を守り、
家族の笑顔を守り、
ひいては社会の生きやすさも変えていくから。



そして僕自身も、

“大人だけじゃなく子どもにも心の整え方を伝えたい”
そんな未来を目指して進み続けたい。



それが、
この世界の「生きづらさ」を、
少しでも減らすために
僕ができることだから。